News Release
カーライル、株式会社トキワ・コスメティクス・グループの株式譲渡契約締結に関するお知らせ
2024年6月6日
カーライル・ジャパン・エルエルシー
カーライル、株式会社トキワ・コスメティクス・グループの株式譲渡契約締結に関するお知らせ
グローバル投資会社であるカーライル(本社:米国ワシントンD.C.、日本共同代表:山田和広、富岡隆臣)は本日、カラーコスメODM/OEM (受託製造)をグローバルに手掛ける株式会社トキワ・コスメティクス・グループ(以下、株式会社トキワおよびその子会社と総称して「トキワ」といいます。)の全株式を、化粧品ODM/OEMの国内最大手メーカーである日本コルマーホールディングス株式会社(以下、100%子会社のTOA株式会社と総称して「TOAグループ」といいます。)に譲渡することに合意いたしました。本株式譲渡の詳細な条件については公表しておりません。
トキワ(創業:1948年、本店所在地:岐阜県中津川市)は、研究開発から容器デザイン、生産まで包括的なサービスを提供するカラーコスメODM/OEMのグローバルリーディングメーカーです。国内外400以上の特許を保有し、大手化粧品ブランドに製品を供給しています。
2019年のトキワとの戦略的業務資本提携以来、カーライルはトキワの経営陣と緊密に協働し、日本市場および米国や中国をはじめとする海外市場の双方で、力強い成長を実現してきました。具体的には、営業・マーケティング機能の拡充、生産能力の増強、人や環境に優しいサステナブルな製品開発の推進、さらには、業界知見を有する経営メンバーの参画、人材登用等の強固な組織体制の構築を進めることで、事業基盤の強化および拡大に取り組んできました。
カーライルのマネージング ディレクターである渡辺雄介は、「この5年間、トキワと共に、成長戦略の実現に向けた支援に取り組めたことを光栄に思います。生産能力の増強、国内外の営業・マーケティングおよび研究開発体制の強化、戦略購買をはじめとするサプライチェーン最適化といった成長戦略の実行支援を通じて、トキワのイノベーション強化、更なるグローバル化、オペレーション改善に貢献できたことを誇りに思います。トキワの経営陣および従業員の皆様のこれまでのご尽力に感謝すると共に、今後TOAグループとの益々の発展を祈念しています。」とコメントしています。
また、TOA株式会社の代表取締役社長である神崎義英氏は、「TOAグループは、1912年の創業から1世紀以上に渡って、化粧品事業を継続して行い、国内の化粧品受託市場のリーディングカンパニーとして様々なお取引先様のニーズにお応えしてまいりました。今後、高付加価値サービスの提供体制を強化しグローバル展開を更に推進していくにあたり、トキワという強力なパートナーと協業できることを大変嬉しく思います。トキワの皆様とも一丸となり、化粧品受託製造業における国内最大の日系企業グループとして、次の百年に向けて新しいチャレンジをしつつ、全員が笑顔で活躍できるグループを一緒に築いていきたいと考えております。」とコメントしています。
カーライルは、投資先企業に事業変革と持続的な成長を支援してきた実績を有しています。カーライルの日本におけるバイアウト投資のプラットフォームは、2000年以来、約40件、総額4,500億円を超えるプライベート・エクイティ投資を行ってきました。また、日本の消費財・小売・ヘルスケアセクターにおいても豊富な投資実績を有しており、オリオンビール株式会社、名水美人ファクトリー株式会社、三生医薬株式会社、株式会社おやつカンパニー、株式会社ソラストなどに投資しています。
本件に関わるカーライルの財務アドバイザーはSMBC日興証券株式会社とジェフリーズ証券、法務アドバイザーは西村あさひ法律事務所・外国法共同事業です。
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カーライルについて
カーライル(NASDAQ: CG)は、深い業界知識を有し、グローバルに展開する投資会社で、「グローバル・プライベート・エクイティ」「グローバル・クレジット」「グローバル・インベストメント・ソリューションズ」の3つの事業分野で投資活動を展開しています。カーライルの目的は、関連する投資家、投資先企業、社会の為に賢明な投資を⾏い、価値を創造することであり、2024年3月末時点の運用資産は総額で約4,250 億ドルに上ります。現在、世界4 ⼤陸の28 拠点に2,200 名以上の社員を擁しています。
詳しくは、www.carlyle.com をご覧ください。また、LinkedIn やXでカーライルをフォローしてください。
【本件に関するお問い合わせ先】
カーライル広報代理:
ブランズウィック・グループ 宇井理人、大山丈二
電話番号:090-6538-2109 / 080-7340-1015