News Release
三菱ケミカルホールディングスとクオリカプス株式の株式譲渡契約を締結
報道関係各位
カーライル・グループ
グローバルに展開するオルタナティブ投資会社であるカーライル・グループ(日本共同代表:安達保/山田和広、本社:米国ワシントンD.C.、 CG: NASDAQ、以下:カーライル)は本日、株式会社三菱ケミカルホールディングス(東証一部、銘柄コード4188、本社:東京都千代田区、代表取締役社 長:小林喜光、以下:三菱ケミカル)と、カーライル及びその他の株主が保有するクオリカプス株式会社(本社:奈良県大和郡山市、代表取締役会長兼グループ CEO:バーンド・ブラスト、以下:クオリカプス)の全株式(100%)を三菱ケミカルに譲渡することで合意いたしました。本件株式譲渡の手続きは 2013年3月に完了する見込みです。
クオリカプスは主として製薬会社にハードカプセル及び製剤機械を提供するグローバル・カンパニーであり、高い品質を誇るゼラチンカプセル及びゼラ チンを用いずにセルロースを基材とした世界初の医薬品用植物由来カプセル(クオリ-V)を全世界の製薬市場や健康食品市場で販売しております。クオリカプ ス・グループは日本において最大、北米や欧州等のグローバル市場においては第2位の医薬品用カプセル・メーカーです。
カーライルは、クオリカプス(旧:塩野義クオリカプス)を2005年10月に塩野義製薬株式会社よりマネジメント・バイアウト(MBO)方式で買 収して以来、同社をグローバルなヘルスケア・サプライヤーへと進化させるため、経営基盤のグローバル化、製造キャパシティの拡大、業務効率の改善、グロー バル・マーケティング戦略の導入に一貫して取り組んでまいりました。このようなカーライルによる支援、有能な経営陣によるリーダー・シップ及びクオリ-V 製造キャパシティへの積極的な投資により、クオリカプスは高い成長を遂げてきました。
クオリカプスの代表取締役会長兼グループCEOであるバーンド・ブラストは、本件に関し次のように述べています。「カーライルとのこれまでのパー トナー・シップを光栄に思います。カーライルはクオリカプスのグローバル・ブランドを再構築し、同社を高い成長性と収益性を併せ持つ企業へと変革させるた めに多大なる支援を行いました。クオリ-Vの開発、新しい市場への進出及びプロダクト・ラインナップの拡充により、カーライルの支援期間を通じて50%以 上の売上成長と120%以上の利益成長が実現されています。カーライルの業界知見及びそのグローバルな経営支援力はクオリカプスにとって、成長と成功の要 となっています。この数年間における成長は株主、役員、そして従業員の皆様の力強いサポート無しでは実現出来なかった長い道のりであったと感じておりま す。これからは、三菱ケミカル・グループの傘下に入る事により、クオリカプスは更なる成長の追及が可能となり、三菱ケミカルのヘルスケア事業と多大なるシ ナジーを創出していけるものと確信しています。」
カーライルのマネージング・ディレクターの富岡隆臣は、本件に関し次のように述べています。「クオリカプスはカーライル・グループによる企業価値 向上の素晴らしい一例と言えるでしょう。2005年、私達は、優れたグローバル経営基盤を有する世界企業に育てようというビジョンを持って経営陣との取り 組みをスタートいたしました。カーライルは強力な経営体制の構築、製造品質の向上、戦略的買収の実行など、様々な支援を行い、クオリカプスが欧米の大手医 薬品メーカーのビジネス・パートナーとして認められる地位を築くと共に非常に大きな成長を遂げる事が出来ました。私達はその実行に当たったバーンド・ブラ ストとそのチームをサポート出来た事を誇りに思っております。三菱ケミカルはクオリカプスにとって最適な戦略的パートナーであり、クオリカプスの潜在的価 値を最大化すると共に、三菱ケミカルという日本を代表する企業の更なるグローバル化にも貢献していくことになると考えています。」
【カーライル・グループについて】
カーライル・グループ(CG:NASDAQ)は、グローバルに展開するオルタナティブ(代替)投資会社で、2012年9月30日現在、101のファンドお よび64のファンド・オブ・ファンズを運営し、その運用額は総額で1,570億ドルにのぼります。カーライルの目的は、賢明な投資を行い価値を創造するこ とです。カーライルは、アフリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、中東、北米、南米において、4つの分野「コーポレート・プライベート・エクイ ティ」「リアルアセット」「グローバル・マーケット・ストラテジー」「ファンド・オブ・ファンズソリューション」で投資活動を展開しています。カーライ ル・グループは、航空・防衛、ガバメントサービス、消費財・小売、エネルギー、金融、ヘルスケア、一般産業、テクノロジー、サービス、通信、メディア、輸 送など、幅広い業界における知見を有しています。現在世界6大陸の32のオフィスに1,300名の社員がいます。 詳細はウェブサイト www.carlyle.com; www.youtube.com/onecarlyle www.twitter.com/onecarlyle をご参照ください。
【クオリカプス株式会社について】
クオリカプスは主として製薬会社にハードカプセル及び製剤機械を提供するグローバル・カンパニーであり、カプセル製造事業において115年の経験を持ち、 グローバル製薬企業に対する世界第2位のカプセル・プロバイダーです。欧州、日本及び北米に7拠点を有し、顧客から求められる生産量及び品質を満たすに十 分な製造能力を備えており、医薬品の開発速度及び信頼性の向上に貢献しております。クオリカプスは1965年に設立され、現在世界において1,000名の 社員がいます。 詳細はウェブサイト www.qualicaps.com; をご参照ください。
【株式会社三菱ケミカルホールディングスについて】
三菱ケミカルは、グループ理念である“Good Chemistry for Tomorrow”のもと、機能商品・ヘルスケア・素材という事業領域を通して、Sustainability(環境・資源)・Health(健康)・ Comfort(快適)を企業活動の判断基準とした、多彩なソリューションを提供しています。また、人にとっての心地よさに加えて、社会にとっての快適、 地球にとっての快適をあわせ持ち、真に持続可能な状態を意味する“KAITEKI”という新しい価値を世界に提唱しています。三菱ケミカル・グループの 2011年度の連結売上高は約3兆2千億円で、連結従業員数は約5万4千人です。三菱ケミカル・グループの詳しい情報は http://www.mitsubishichem-hd.co.jp; をご参照ください。
本件についての報道関係者のお問合せ先:
カーライル・グループ広報代理店:オグルヴィPR
担当:友永、内田
Tel:03(5793)2376、2380
Email: CarlylePress.Tokyo@ogilvy.com
以 上