News Release

カーライル、プライベート・エクイティ業界におけるダイバーシティのさらなる推進に向け、 投資先企業のCEOで構成される「DEIリーダーシップ・ネットワーク」を設立

~業界を超えたDEI戦略や目標設定を加速させるべく、
世界各国のCEODEIリーダーシップ・ネットワークに参加

 

世界有数の投資会社であるカーライル(本社:米国ワシントンD.C.、日本代表:山田和広)は、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DEI)に対する長期的なコミットメントの一環として、3月24日に、カーライルDEIリーダーシップ・ネットワークの設立を発表しました。本組織は、世界各国におけるカーライルの投資先企業のCEO間で、それぞれの企業においてDEIをさらに進めるためのリソース、知見や学びを共有するためのネットワークです。

カーライル最高経営責任者(CEO)のキューソン・リーと、チーフDEIオフィサーのカラ・ヘランダーが率いる本ネットワークは、カーライルのグローバル・リーチやさまざまな業界に渡る知見を活用し、投資先企業のCEOが先駆者としてDEIを効果的にリードできるよう、ツールや実行可能な戦略を提供します。本ネットワークの主な活動は以下の通りです:

  • 専門家の意見を聴き、成功事例や課題を共有し、セクターを超えたリーダー同士の交流を可能にする投資先企業のCEOが参加する年次の会合
  • 本ネットワークに参加する投資先企業の従業員向けに開催する、DEI専門家による四半期ごとの講演会。いかにして包括的かつパフォーマンスの高いチームを実現するか、などのテーマを取り上げる予定
  • 本ネットワークに参加するCEODEI関連事項について率直に対話し意見を交換できるような場を実現するための専用コミュニケーション・チャンネル
  • 投資先企業内で実行可能なDEIイニシアティブをサポートするためのリソースやツールの提供。例として、カーライル社員の80%以上が参加した、無意識のバイアスを最小限におさえるための「Better Decisions」研修プログラムを、本ネットワークに参加する投資先企業の従業員に公開

 

本ネットワークは、3月24日と3月29日の2日間に分けて第1回目の会合を開催し、世界各国から40人以上のCEOが参加しました。日本からは、投資先企業であるオリオンビール株式会社の代表取締役社長兼執行役員社長CEOの村野一氏、国際航業株式会社の代表取締役会長の呉文繍(ウー・ウェン・ショウ)氏、三共理化学株式会社の代表取締役社長の冨増弘氏、株式会社トキワの代表取締役社長CEOの金井博之氏の4名が参加しました。なお、国際航業株式会社の呉代表取締役会長は国連グローバル・コンパクトにおいてボードメンバーを務めています。

カーライル最高経営責任者(CEO)のキューソン・リーは「我々は、DEIはパフォーマンスを向上させる上で不可欠だと考えます。投資先企業の経営陣がそれぞれの企業及びコミュニティにおいて意義のある変革を実行する際に必要となるツールリソースを提供するために、カーライルはこのネットワークを設立しました。今後、それぞれの企業の経営陣がDEIにフォーカスして前進できるようサポートすべく、DEIリーダーシップ・ネットワークと協働していくことを楽しみにしています」と述べました。

カーライルのチーフDEIオフィサーのカラ・ヘランダーは「この度、DEIリーダーシップ・ネットワークの初めての年次会合を開催し、DEI推進に意欲的なカーライルコミュニティのリーダーの方々をお招きできることをとても嬉しく思います。カーライルコミュニティの力を活かし、カーライルおよびその投資先企業が、今後も責任をもって包括的かつ平等で多様なチーム作りをすることで、より良い意志決定ができるようになればと考えています」と述べました。

カーライル日本代表の山田和広は、「カーライルのDEIリーダーシップ・ネットワークは、グローバルなベストプラクティスを投資先企業と共有するだけでなく、日本のプライベート・エクイティ業界全体のDEI推進に積極的に貢献することを可能にします。私たちは、包括的なリーダーシップおよび多様な視点が、より良いビジネス成果を生むと考えており、国内投資先企業のCEOが、このネットワークに参加することに強い関心を示していることを嬉しく思います」と述べました。

カーライルのミッションは、投資先企業を含むカーライルが影響力を有する範囲において多様かつ平等で包括的なコミュニティを作ることであり、そのミッションの達成に向かって進歩を続けております。特に欧州及び米国では、2023年までにカーライルのマジョリティ投資先企業において、取締役の30%をダイバーシティの条件を満たす人員とすることにコミットすることにより、60億ドル超となる過去最大のESG対応融資枠を確保しました。2021年には、マジョリティ投資先企業の新任取締役の59%がマイノリティー・グループから任用されており、グローバル全体におけるマジョリティ投資先企業の取締役のダイバーシティ比率を1年で22%から29%まで改善させました。

カーライルの取り組みの範囲は、取締役会の構成にとどまりません。カーライルは、投資先企業によるDEIイニシアティブをサポートするために、基礎となるDEIスタンダードや効果的な取り組みを支援するためのリソースやツールを記載したDEIプレイブックを作成し、世界中に展開する予定です。

 

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カーライルについて
カーライル(CG:NASDAQ)は、深い業界知識を有し、グローバルに展開する投資会社で、「グローバル・プライベート・エクイティ」「グローバル・クレジット」「インベストメント・ソリューションズ」の3つの分野で投資活動を展開しています。カーライルの目的は、関連する投資家、投資先企業、社会の為に投資を行い、価値を創造することであり、2021 年12月末時点の運用資産は総額で3,010億ドルに上ります。現在、世界5大陸の26拠点に約1,850名の社員を擁しています。カーライルは、日本に特化した円建てのバイアウト・ファンド、「カーライル・ジャパン・パートナーズ」を運用しており、これまでに国内で33件の投資を実行しています。また、日本企業の海外展開、事業効率の改善、経営インフラの強化などを支援してきた実績を有します。
詳しくは、www.carlyle.com をご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】
カーライル広報代理:
Kekst CNC 大谷 みな子、田辺 圭弥
電話番号:03-5156-0190 / 03-5156-0102
Emailcarlyle@kekstcnc.com